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世にも美しい数学入門」を読んだ。いや〜、面白いですね〜、数学の世界は。
お恥ずかしいことに、著者の藤原正彦/小川洋子 両氏は、あの「国家の品格」「博士の愛した数式」の著者だったとは知らなかった。。。読んでないってことだ。。

藤原、小川氏の対談形式の内容。印象的だったのは、
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■数学の普遍性
 例えば、三角形の内角の和。いつどこで測っても180度。過去未来だろうが、宇宙人だろうが、この真理は変わらない。数学以外の学問では、定説、原理は塗り替えられるが、こと数学に限っては、未来永劫絶対的。

■数学者は美的感覚がなければダメ
 数学者は日夜定理を追い求めてる。定理を発見するには、「美しい」と感じる感性が必要。歴史上天才数学者は、これに長けていた。

■美しい定理と醜い定理
 この感覚、すごく好き。同感する。素人のおいらでもそう感じる。美しい定理は重箱の隅を突付くような屁理屈を装備しない。

■数学発展の地理的文化と宗教の違い
 西洋と東洋の地理的文化と宗教の違いは、数学においても発見・発展に大きな差を生み出した。アラビア数字の発明、インド人のゼロの発見など。東洋人は「受け入れられる」文化。
 
■フェルマーの最終定理「谷山・志村予想」
谷山・志村予想にも言及してる。やはり、日本人を侮ってはいけない。
鎖国により閉ざされた世界の中で、独自に高度な算術を発展させた日本人のDNAの集大成だと思う。

■神の存在を認めざるを得ない
 全ての学問においてそうだが、神の存在を認めざるを得ない。必然的に拠り所が存在する。
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などなど、非常に分かり易い文体で、数学の世界のみならず、宗教、歴史的背景、地理的文化を織り交ぜた、実に面白い濃い内容です。

読んで損はしないと思います。オススメ!!

世にも美しい数学入門

[ 関連記事 ]
【本】素数ゼミの謎
フェルマーの最終定理 を読んだ

[ 追記 ]
おいらは化け学を専攻した。高校のとき初めて水ヘーリーベの元素周期表を見たとき、(゚o゚;) ハッ、こういうことだったのかー!!と、感銘を受けた。これほどまでに美しく並んでる規則整、化学に魅了された瞬間だった。。

それと、原子の周りを電子が回ってるモデルにも感動した。だって〜、太陽の周りを周回する惑星と同じじゃないですか!!ミクロとマクロが同じ挙動、当時はホント感銘を受けましたね〜。。。

プチ自慢
化け学に魅了されたおいらは、全国模擬試験で化学10位以内に入ったことがある。昔取った杵柄だ。。。

今では全く無縁な職種に従事してるが。。。

どーでもいいことですが・・・┐('〜`;)┌

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